続ピリ将 将棋で世界一になる!!! いやいやいやいやいやいやいやいや

将棋の全国大会に出場することになった成金アマの活躍やいかに

ムダ・ムリ・ムラをなくす(3) スキャフォールディング

将棋ブログ「続リ将」

将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

 

 

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ムダ・ムリ・ムラをなくす(3)

 

 ムダ・ムラ・ムリ。

 頭文字をとって「3ム」、末尾をとって「ダラリ」とも。

 

 悲しきことに、私シュうぇッチマンの人生、この3語で要約できます。

 だから、偉そうに、読者にご高説を垂れる権利は微塵もございません。

 

 よって、ただの自戒に過ぎず、言いたいことも、ただ1つ。

 私シュうぇッチマンと同じ轍は踏まないでね。

 

 昔、同僚に教わって、稲妻がスパークしたことがあります。

 「自分のことは棚に上げないと、逸材は育てられない。」

 

 ★

 

 さあ、それでは、前置きはこのくらいにして、「ムリ退治」へ。

 

 前回、基本的に煩雑な人間関係から距離を取るようにと助言しました。

 しかし、必要な人間関係まで切り捨ててはいけませんよ。

 

 たとえば、スキャフォールディング。

 スキャフォールディング?

 

 ごめんなさい。

 いつものうんちくタイムに入ってしまいました。

 

  これはレフ・ヴィゴツキーの理論で、「足場がため」と翻訳されます。

 「最近接発達領域」、つまり少し背伸びをすれば成長する状況があるとする。

 本人の努力だけでは「無理」だが、コーチが助ければ手が届くわけですね。

 このような状況では、援助者が絶対に必要。

 

 「無理」が「無理」でなくなるから。

 「無理」を「無理」でなくすために。

 

 おいしい蜂蜜のツボがあるとします。

 しかし、背が足りないので、届かない。

 椅子を持ってくれば、届く。

 この椅子こそが、教育にとっては非常に大事というわけです。 

 

 大切なことは、一口に「無理」と言っても、色々あるということでしょう。

 

 1.難なくできる。

 2.頑張れば自力でできる。

 3.援助があればできる。(最近接発達領域)

 4.援助があってもできない。

 

 3と4が、いわゆる「無理」。

 

 3は、さらに細分できます。

 

 3a 知っているけれども、できない。

 3b 知らないから、できない。

 

 aなら、友達や仲間の支援で何とかなることも多いです。

 しかし、知識がないbの場合は、専門家の助力が必要でしょう。

 

 いずれにせよ、こうした状況を判断し、助けを求める力が求められます。

 状況判断力があって、助けを求める力がないのなら、どうするか。

 まず助けを求める力を身につけましょう。

 

 4は、時期尚早なので、足場固めを優先して、先送りすべきです。

 言い換えれば、この「無理」は「無駄」でもあります。

 無理かつ無駄、これこそが標的であり、真の敵。

 

 以上を、対局に例えてみましょう。

 

 1 初心者相手に10戦10勝。

 2 同格の相手と五分五分の勝負。

 3 少し格上の相手に1勝9敗。

 4 はるか格上の相手に平手で0勝10敗。  

 

 大切なのは、組み合わせ。

 

 1も悪くないが、1ばかりだと問題。

 いつまで経っても、棋力は上がらないでしょう。

 

 2が、大事。

 独力で足場固めをしましょう。

 

 3も、大事。

 少し背伸びをし、脚立を使ってもいいので、上を目指しましょう。

 

 4は、無駄かつ無理。

 3手詰めが解けないのに、13手詰めに手を出すようなもの。

 まずは1~3に注力しましょう。

 

 まとめます。

 初級者が初級者であることに開き直るのはダメ。

 だからといって、難しすぎる課題もアウト。

 周囲の手助けを借りて、少しだけ背伸びするのがベストです。

 

 当たり前だと言って、馬鹿にしないでくださいね。

 ヴィゴツキーはソ連の教育者でしたが、長らく埋もれていました。

 最近、再評価されるようになってきたのです。

 

 あなたが将棋を強くなれない理由は、1つ。

 無理して背伸びしすぎているか、まったく背伸びしていないかのどちらか。

 違いますか?

 

 

 

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