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四段で花開く方法(2)なんでも中飛車

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続ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

四段で花開く方法(2)

 

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四段で花開く方法

  練習将棋では格上に手痛い目に遭うので、不調だと思い詰めていました。

 しかし、本番では今年に入って無敗であると気がつきました。

 

 将棋ウォーズの勝率がいつの間にか8割を越えていて、のけぞりました。

 将棋倶楽部24が主戦場だが、こちらも全勝。

 

 下のクラスでも、こんなに勝ったことがないので意外。

 たまたま星が集まっているだけなのかもしれませんが、しかし。

 どうして、こういう結果になったのか、以下、言語化してみましょう。

 

なんでも中飛車

  年末年始、ピリ将のほうで、初心者向けの記事を連載していました。

 

cixous5.hatenablog.com

 

 「初級者向けの棋書を1冊選ぶとすれば、何?」

 

 うーん。

 この難問には、苦しめられました。

 皆さんなら、どう回答しますか?

 

 やるからには、いい加減なことは書きたくない。

 そう思って、いくつか候補をリストアップし、実際に精査しました。

 

 長くなるので、選考プロセスは省略します。*1

 結論として、私シュうぇッチマンは『なんでも中飛車』を選びました。

  

なんでも中飛車 将棋必勝シリーズ

 

 私シュうぇッチマンは、当面、この結論を変えるつもりはありません。

 

 たしかに、棋書ミシュランの評価は「B」です。

 しかし、ミシュランも初級者の目線では高く評価していると言えます。

 

 通常、戦法を選ぶことと、棋書を選ぶことは、違います。

 しかし、『なんでも中飛車』は、その例外。

 戦法を選ぶことと、棋書を選ぶことがイコールなのです。

 

 戦法を固定することは、多くの将棋指しにとって、悩みの種。

 「戦法を固定しなさい」と言われても・・・・・・

 

 正直、アマチュアは全員、こう思っています。

 相手の出方もあるのだから、と。

 

 プロはこのあたりの呼吸を、よく弁えていらっしゃらない。

 だから、アマは棋書を手当たり次第、買うことになる。

 で、息を吸ってばかりだから、過呼吸に陥りがち。

 プロは儲かるからよいだろうが、アマは溜まったものではありません。

 

 挙げ句の果てに、オールラウンダーになったのが、私シュうぇッチマン。

 しかし、同じ愚を読者、とりわけ初級者にすすめるつもりはありません。

 

 よくあるアドバイスが、これ。

 「居飛車党にするか、振り飛車党にするかを決めなさい。」

 

 いや、何も知らないのですから、決めようがありません。

 また、どちらも一長一短、相性もあるので、推薦もできません。

 そもそも、ピリ将では、「二者択一は選ぶな」が生命線!

 

 かといって、自分の得意戦法を押しつける悪弊も避けたい。

 

 中飛車を選んだ理由は、居飛車、振り飛車両方の要素があるから。

 『なんでも中飛車』は、そうしたツボを、実にうまく押さえています。

 

 たしかに、『なんでも棒銀』でも、よいという意見もあるでしょう。

 しかし、初級者は、反対から考えるということができません。

 いわゆる「ひふみんアイ」を、初級者に求めるのは、酷。

 そうすると、自動的に居飛車党になってしまいます。

 

 入門書は、先手側から解説したら、次章は後手側から解説してほしい。

 そして、トンネルを掘るように、先後両方から指すことを奨めてほしい。

 これは初級者にかぎらず、すべてのアマチュアにも、あてはまります。

 

 中飛車は、玉を、右にも、左にも、囲えます。

 特に最近は左穴熊もあり、その傾向が強まっているとも言えます。

 『なんでも中飛車』は、振り飛車、相振り、居飛車がオールインワン。

 ここが、すばらしい。

 

 特に最後にカニカニ銀が載っているのが、貴重。

 カニカニ銀は、意外と解説本が少ない。

 森下本以外は、元祖の児玉本か、神谷本だけ。

 しかも、勝率が異常に高いと来る。

 相手が級位者や低段なら90%以上は約束できます。*2

 

 

 初級者の場合、相手が居玉のことも多いので、中飛車は理にかなっています。

 昔は初級者の戦法でしたが、今は中飛車全盛時代。

 有段者になっても、中飛車党でやっていけることは、論を俟ちません。

 

 と、ここまで、戦法選択の話をしました。

 しかし、森下卓先生の本自体もまた、すばらしいのです。

 

 有利、優勢の局面までの解説もあれば、最後までの解説もあります。

 これは大事なポイントで、「『これにてよし』からが分からない」のが初級者。

 その点、配慮がよく行き届いています。

 

 また、筋が非常によい。

 プロの先生に対して、失礼でしょうが、非常に感動しました。

 

 私シュうぇッチマンが初級者に教えたいエッセンスが詰まっています。

 定跡だけではありません。

 手筋から、考え方に至るまで、です。

 

 さて、実は、ここからが本題。

 級位者向けの本で、私シュうぇッチマンは強くなりました、と。

 

 「有段者の方は読まないでください。」というオビ。

 

 これは、棋書史上の名キャッチコピーだと思います。

 もちろん、逆説であることは、一目瞭然。

 

 プライドが邪魔して、初級者向けの本を馬鹿にしていては伸びません。

 「有段者の方こそ読んでください。」

 

 伸び悩んでいる方がいれば、こう助言したい。

 中飛車を指すかどうかはともかく、自身の将棋を見つめ直す契機になります。

 総合的に、バランスよく、しかも、基礎に忠実に。

 

 ベートーベンばかりゴリゴリ弾いていると、楽器が荒れます。

 しかし、最後にモーツァルトを弾くと、楽器が喜びます。

 

 これと同じで、『なんでも中飛車』に戻ると、原点に帰れる気がしました。

  クールダウン用としても、おすすめです。

 

 

 

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cixous1.hatenablog.com

 

 

 

 ▼元祖本 は、棋譜もついているので、ピリ将メソッド向き。

必殺!カニカニ銀―究極の二枚銀戦法

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なんでも中飛車 (将棋必勝シリーズ)

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なんでも中飛車 将棋必勝シリーズ

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ホームページは、こちらから:

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*1:やっぱり一応ざっと経緯だけ書いておくと、最終選考で、屋敷先生の『最新振り飛車破り』と『なんでも中飛車』の間で迷いました。前者も、特に下巻が浮き飛車という同じ戦法ですべての振り飛車に対応する点が素晴らしいと評価しています。筋もよく、反対から並べれば、それぞれの振り飛車の感覚も会得できます。しかも、すべて最後まで書いてあるのが初級者にやさしく、この点は『なんでも中飛車』よりも上。けれども、上下二巻本は、初級者にはページ数の負担が大きい。たしかに下巻だけにすればよいという意見もあるだろうが、上巻のゴキゲン中飛車・角交換四間飛車・石田流のほうが実際にはよく出くわすので、躊躇しました。また、相居飛車も別に覚えなければならず、初級者にいきなり居飛車は、都合三冊が必要となり、ハードルが高いだろうなと思量し、断念しました。ちなみに、棒銀なら、中原先生の『勝つ将棋攻め方入門』が筋はよく、矢印もついて、見やすく初級者対象本として個人的にはイチオシなのですが、時代に合わせる必要もあるとの感想も持ち自制しました。他にも多くの名著がありました。すぐれた棋書がたくさんあって、今の時代の初級者は幸せだなあと思う反面、選ぶのに苦労するんだろうなと思いました。

*2:そもそもプロの実戦もあり、升田幸三賞受賞の戦法で、奇襲とは言い切れない。若き日の森内俊之先生や羽生善治先生も指したことがあるのです。決定的な対策も、まだ現れていません。私シュうぇッチマンの感触だと、井上流がよいかと思いますが、カニカニ銀側にも対策はあります。