続ピリ将 将棋で世界一になる!!! いやいやいやいやいやいやいやいや

将棋の全国大会に出場することになった成金アマの活躍やいかに

分かりきったところで考える ノータイム指しについて

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ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

分かりきったところで考える

 

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分かりきったところで考える8つのこと

 

 

「分かりきったところをノータイムで飛ばす棋士は怖くない」(谷川浩司『構想力』)

 

  

構想力 (角川oneテーマ21)

構想力 (角川oneテーマ21)

 

 

 絶対にやってはいけないことが2つあります。

 

  一、ノータイム指し。

  二、ノータイム指しをやられて感情を乱すこと。

 

 この2つを卒業できない間は、お子様ランチ。

 このブログを読むには早いと言っておきましょう。

 

 

 絶対手。取る一手。変化の余地なし。一本道。王手。

 チェスで言えば、forced move, forced variation.

 みたいなところで、持ち時間を惜しみなく使うのが好きな私シュうぇッチマン。

 

 短い切れ負けなら仕方がないけれども、だいたい考えます。

 長い持ち時間なら、長考に沈むことも。

 

 王手されたら気持ちが悪いので、一時も早く指したいという気持ちも分かります。

 けれども、それでは強くなりません。

 本能的に恐いとか不安という気持ちは、理性で取り除く必要があります。

 

 それにしても、いったい、何を考えているのか?

 きっと不思議に思う人もいるでしょう。

 実際、質問されたので、以下、まとめてみることに。

 私シュうぇッチマンにとっても、よい整理の機会になりました。

 

 1.本当に絶対手なのか?

 叩きを入れるとか、王手を入れるとか、する余地が本当にないのか、念のため、確認する。水平方向に考える。

 

 2.先を考える

 絶対手の後を考える。これが基本中の基本。垂直方向に考える。

 「必然の応酬トンネル」と名づけていますが、トンネルを抜けた後が雪国なのかどうなのかを考えます。スリップしたら大変ですからね。

 

 3.少し休憩する。

 脳を休める。チョコレートを食べる、目薬を挿す、深呼吸する、運動するなど。

 第三の方向に考える。

 

 4.ノータイム・ラッシュの準備をする。

 実際にやるかどうかはともかく、「必然の応酬トンネル」を抜けた後、ノータイムで指し続けられるかどうかを検討する。

 裏返して言うと、連続長考は避けたい、という意味もあり。連続長考すると、相手は「ああ、相手は困っているんだな」と鼻歌交じりになるが、これが癪に障る。

 

 5.盤面と持ち駒を記憶する。

 盤面を広く見る意味でも、盤面を記憶する。

 「四隅の香車を見る」は、有名な方法。

 相手の考慮中も含め、私シュうぇッチマンは盤面記憶の時間を入れる。

 

 6.妙手を考える。

 王手飛車などの妙手を作れないか、考える。当然、相手側からの妙手も予測し備える。

 

 7.寄せの構想を練る。

 序中盤でも、終盤のイメージをする。相手の玉を最短で寄せるためにはどうすればよいのか、考える。相手よりも早く、相手よりも多く、終盤のことを考えたほうが、将棋は勝ちやすい。

 

 8.相手のペースを乱す。

 じっくり考えると、相手はペースを乱す。だから、どうでもいいところで時間を使って、焦らすという作戦を実はよく使う。ネット対局では離席し、目を休めるというねらいもあって、3の効果と一石二鳥。

 

 

 楽器演奏などのパフォーマンスの世界では、「難しいところは簡単そうに、簡単なところは難しそうにプレイする」という約束事があります。

 将棋の持ち時間の使い方も、長考しそうなところでパッと指し、ノータイムで指しそうなところで熟慮することを心がけています。

 ただ、実際は適当に指しているわけではなくて、前もって考えて指しています。

 意表をつかれるときも、なるべく意表をつかれても大丈夫なように、心の準備や漠然としたイメージの準備は怠りません。

 

 

 ノータイム指しの人は、相手に考える時間を与えるのが恐いから。

 しかし、コンピュータのようにミスをしないのならともかく、人間が絶対にミスをする生き物である以上、ノータイム指しは危険。

 また、相手に考える時間を与えることもできないくらい余裕がないのであれば、それはまさしくけちの了見というやつで、ハッキリ実力が足りないということ。

 見栄を張って、早見えの偽者になってはいけません。

 相手にしっかり考えてもらって、それでも勝つ。

 こういう気構えがなければ、勝負になりません。

 反対に、相手がノータイム指しなら、ラッキーと思いましょう。

 ノータイムで指すのは、1%は天才かもしれませんが、99%は弱い人なので。

 喩えて言えば、スピード違反みたいなもの。

 狭い日本 そんなに急いで どこへ行く?

 将棋は、ゆっくり楽しむのが基本です。